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Your search : [ author:文=魯忠民 資料提供=中国画報出版社] Total 184 Search Results,Processed in 0.087 second(s)
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1. 安徽省博物館 「影青蓮瓣注碗」
この磁器を仔細に観察すると、磁器本体の質はきめ細かく、色は純白で、全体に「影青釉」という釉薬がかけられ、滑らかでつやつやしている。「注壺」(酒を入れる壺)の蓋には、生き生きとした獅子の形のつまみが付いている。「注壺」の本体には、腹から足にかけて六つの「瓜楞紋」(カボチャの皮の波形に似た模様)が薄く刻まれている。注ぎ口は長く、取っ手は湾曲している。「注壺」を入れる受け皿は、上向きの六つの花弁を持つ蓮
Author: 文=魯忠民 資料提供=中国画報出版社 Year 2004 Issue 2 PDF HTML
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2. 十二支·申猴(シェンホウ)
親しまれるサルの印象中国の吉祥図案において、十二支(十二属相)はもっともよく見られる題材の一つである。「属相」は「生肖」とも言われ、「生」は生まれ年を指し、「肖」は似ていることを指す。十二支は、中国古代の干支紀年法(干支で年代を記す方法)がそのルーツである。古代想像上の動物を含む12種の動物が十二支に相当して、子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥―を形作った。人々は十二支で生まれ年を記録
Author: 文·魯忠民 Year 2004 Issue 1 PDF HTML
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3. 十二支·子鼠(ズーシュウ)
1番に並ぶネズミ今月は十二支の筆頭である子鼠(ズーシュウ)、ネズミについてお話ししたい。ネズミを見ると、人々は声をあげて追うだろう。ネズミは実際、「四害」(ネズミ、スズメ、ハエ、カの害)の始めにあげられ、ネズミに関する言葉も、けなすものが一般的だ。たとえば「鼠目寸光(シュウムーツングアン)」(視野が狭い)、「鼠窃狗偸(シュウチェゴウトウ)」(こそ泥)などで、そこにはネズミに対する嫌悪感と軽蔑の気持
Author: 文·魯忠民 Year 2004 Issue 2 PDF HTML
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4. 十二支·寅虎(インフー)
勇猛かつ吉祥のシンボル寅(とら)の刻は、早朝3~5時である。夜行性のトラが動き回り、もっとも凶暴になる時間で、そのため「寅時」にトラが配された。民芸品の中には、トラをモチーフにしたものがよく見られ、中国人がトラを吉祥物にして久しい。古代人は竜とトラを崇拝していた。それはいずれも、古代人が敬う四方神の一つである。人々はトラを「戦神」と考え、古代の帝王が臣下に「兵馬の権」(統率権)を与えたり、軍隊に指
Author: 文·魯忠民 Year 2004 Issue 4 PDF HTML
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5. 十二支·辰(チェン)竜(ロン)
神と皇帝、吉祥を表す辰時は午前7~9時である。言い伝えによると、竜の一群が雨を降らせる時間であるため、この辰時に竜が配された。竜は中国人が創造した、もっとも神聖な生き物のイメージであり、神霊の観念を形として表したものである。鳥やけもの、水棲動物、自然や天象の精華を一身にあつめ、ヘビの頭、シカの角、ウサギの眼、ロバの口、ヘビの体、魚のウロコ、タカの爪、馬の歯などを持っている。空を飛び、道を走り、さら
Author: 文·魯忠民 Year 2004 Issue 6 PDF HTML
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6. 十二支·巳蛇(スーシャー)
財産をためる男性のシンボル巳(み)時は、午前9時から11時とされる。言い伝えによると、この時間にヘビが人を襲うことはなく、じっと草むらに隠れている。そのため、巳時にヘビが配されている。中国の上古時代には、人々がヘビを恐れうやまい、多くの氏族でヘビをトーテムとしていた。古代の地理書『山海経』に、「軒轅(けんえん)の国―人面、ヘビの身体」という記述があるが、軒轅は言い伝えによる中国の始祖·黄帝である。
Author: 文·魯忠民 Year 2004 Issue 7 PDF HTML
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7. 十二支·未(ウェイ)羊(ヤン)
温和でか弱く、同情される未(ひつじ)時は、午後1時から3時である。羊はこの時間に、よく排泄をする。尿の排泄により、ある種の病気をみずから治すことができるからだ。それで、この時間に羊が配されている。古代、羊(ヤン)と「祥(シャン)」は、相通じていると考えられた。そのため人々は、羊を「吉羊(ジーヤン)」とも呼んでいた。3匹の羊が集まるようすの「三羊図」は、民間では「三羊開泰」と称される。平安になり、そ
Author: 文·魯忠民 Year 2004 Issue 9 PDF HTML
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8. 十二支·酉鶏(ヨウジー)
5徳を持つ吉祥のシンボル酉(とり)時は、午後5時から7時にあたる。西の山に日が落ちて、ニワトリが巣に帰るころだ。そのため酉時にニワトリが配された。ニワトリは、十二支の中で唯一の家禽類である。中国民間の吉祥物で、早くから人間に飼いならされたばかりか、古代中国人の「六畜」(ウマ、ウシ、ヒツジ、ニワトリ、イヌ、ブタ)の一つに数えられている。人々に栄養豊かな卵と肉を供給し、オンドリが夜明けを告げてくれるこ
Author: 文·魯忠民 Year 2004 Issue 10 PDF HTML
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9. 十二支·戌狗(シゥゴウ)
忠誠を尽くす人々の友戌(いぬ)時は、夜7時から9時である。犬は夜になると家を守り、番をするという警戒心がもっとも強まる。この時、犬は特殊な視力と聴力を発揮して、もっとも遠くまで見たり、ハッキリ聞いたりすることができるという。そのため戌時に犬が配された。人々の犬に対する印象は、忠誠を尽くし、感情を重んじ、すばしこく、人の気持ちをよく理解するというものだ。「忠誠心に燃える」と形容され、「子は醜い母をい
Author: 文·魯忠民 Year 2004 Issue 11 PDF HTML
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10. 十二支·亥(ハイ)猪(ジュー)
貪欲だが憎めない亥(い)時は、夜9時から11時である。ブタが熟睡して大きないびきをかき、全身を震わせて、もっとも肉がつく時間帯なので、亥時にブタが配された。日本の十二支は、原型とは異なるイノシシが当てられている。中国人のブタの好き嫌いは、おもに家畜のイメージから来たものだ。ブタといえば一面では、きたない、愚かだ、不器用、貪欲、無精などと形容される。古代中国の「六畜」の中で、ウシは田を耕し、ウマは車
Author: 文·魯忠民 Year 2004 Issue 12 PDF HTML